Brycon Cephalus

Datasheet

一口サイズの概要

レッドテールブライコン（Brycon Cephalus）は、リオや各種河川で見られる大型の熱帯魚であり、非常に力強い捕食者である。本種は群泳性であり、群れで飼育することが理想的である。また、個体間の階層が形成されるため、ある程度の種内攻撃は避けられない。

水槽セットアップ

レッドテールブライコンのためには、水槽によく酸素が供給される良好な水流が必要とされる。砂利の底に流木の枝や、いくつかの滑らかな水流によって削られた岩を配置すると効果的だ。水槽内には、できるだけ多くの自由な泳ぎ場を確保することが重要であり、また、逃げ足の速い獲物であるため、水槽をしっかりと覆うことが必要である。

行動

レッドテールブライコンはダイナミックで捕食的な性質を持つため、注意して選んだ仲間で水槽内での共存を考える必要がある。非常に繊細で動きが遅い魚とは一緒に飼育しないようにし、シクラ属や他の強靭なシクリッド、大型のカラシン、コイ科魚類やナマズなどが適切な水槽仲間となる。

餌付けと食事

自然界では、様々な小魚や水生無脊椎動物、果実、ナッツ、種子など、幅広い食物を摂取する機会主義者である。水族館内でも同様に各種の餌には好んで応じるが、肉食性の餌を好む傾向がある。生餌、冷凍食品、乾燥食品の混合物を提供し、エビや生きたミミズなどが特に好まれる。

繁殖と性的二形

趣味での繁殖例は確認されていない。性的二形に関する確定的な情報は得られていないが、性成熟したメスはおそらくオスよりも太くなっている可能性がある。

生息地と分布

レッドテールブライコンは、ペルー、ボリビア、ブラジルのアマゾン川上流盆地に生息している。主に白水と黒水の川の中央部に生息し、植生の覆いに隠れながら疎らな群れを作っている姿が見られる。洪水後に残された森林や湖、水たまり（現地では「várzeas」として知られる）の地域にも見られる。