詳細情報
Datasheet
最小タンクサイズ | 240 litres / 63.40 US gallons |
最大サイズ | 14.0cm / 5.51inches |
温度 | 20°C / 68.00°F - 27°C / 80.60°F |
硬度 | 2.02dgH / 36ppm - 15.02dgH / 268ppm |
pH | 6.0-8.0 |
一般的な説明:
Mystacoleucus Obtusirostrisは水槽魚として時折「Burmese Rainbow Barb」として市場に出回っており、他の種と混同されることもあります。体には黒い三日月形のベースを持つ鱗があり、背びれには黒い前縁と後端があります。水槽内で取り扱う際には、頭方向に向けられた下向きの背びれの棘があるため注意が必要です。Mystacoleucus属の種は非常によく似ており、6-10本の枝分かれした臀鰭条と24-39の側線鱗で特徴づけられます。
水槽のセットアップ:
水質と開けた泳ぎやすい空間の量が重要であり、環境の選択肢はそこまで重要ではありませんが、水質と開けた泳ぎやすい空間の確保が必要です。流れるような河川や水流のシミュレーションが得意な環境が最適です。底床には変化に富んだサイズの水中で摩耗した岩、砂、細かい砂利、および小さな岩を使うのが良いでしょう。これに、流木の根や枝、Microsorum、Bolbitis、Anubiasのような水生植物が付着できるような環境を整えると良いです。
水槽内には有機物の蓄積がないようにし、清澄な水質が必要です。強烈な水流は必要ありませんが、高比率の溶存酸素と適度な水の流れが確保された環境が最適です。週に30-50%の水替えが必要です。
行動:
穏やかな性格ですが、餌を食べる際などに精力的な行動を取るため、のろく動く魚や臆病な仲間を不快にさせることがあります。よって、頑丈で同じサイズの魚、特にシクリッド、ドジョウ、その他の河川性種と一緒に飼育するのが最適です。野生では群れを作るため、最低6匹以上の群れを飼育することが推奨されます。
餌と食事:
自然界では一般的な雑食性であり、昆虫、甲殻類、ワーム、藻類、水草などを摂取します。水槽内では基本的に何でも食べますが、最も鮮やかな色合いやコンディションを保つためには、継続的に小さな生き餌や冷凍食品(ブラッドワーム、ダフニア、アルテミアなど)、高品質な乾燥フレークやグラニュールを提供する必要があります。
繁殖と二形:
水槽内での繁殖は記録されておらず、自然界では4月から9月の雨期に産卵します。性成熟したメスはオスよりも体が厚い可能性があります。
生息地と分布:
主に河川に生息し、透明で酸素の豊富な流れる水を好み、砂や砂利の下地に生息し、しばしば岩や玉石が散在する上流の流れに見られます。ダム建設などの人為的な干渉の結果、一部の湖や貯水池にも生息しています。M. obtusirostrisは、ミャンマーから中国南西部、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムまで広がる範囲を持ち、南方ではマレーシア半島からボルネオ、スマトラ、ジャワのスンダ諸島まで分布しています。種の生息地は主にメコン川、チャオプラヤ川、メ・クロン川、バタン・ハリ川、カプアス川などの主要な河川系統に広がっており、個体群は色彩パターンに若干の変異が見られます。タイプ産地は「インドネシア:ジャワ島:ブイトセンドルグ(ボゴール)」です。