Echinodorus berteroi

Datasheet

一般的な説明

Echinodorus berteroiは希少なソードプラントであり、他のEchinodorus種とは多くの点で異なります。米国の中西部から南部中央アルゼンチン（パタゴニア）に分布し、特にカリブ諸島で頻繁に見られます。主に湿地や池などの一時的な水域で育ち、年間植物であり、一般的には、湿季に水域が満水となり種子が発芽して果実が熟すまでのわずか数ヶ月で成長します。また、E. berteroiは多年草としても栽培できますが、現在では栽培はほとんど行われていません。

水族館適性

この植物は水族館に適していますが、長日光条件（1日12時間以上の光）で育てると、すぐに浮葉と空中葉を形成し、水中葉が枯れるという欠点があります。一方、短日条件（1日13時間以上の暗闇）で植物を育てることで、この問題を防ぐか少なくとも遅らせることができます。

飼育要求と耐久性

E. berteroiは栽培が比較的容易です。硬水から軟水まで、中程度から高い光強度、20-27℃の温度でよく育ちます。CO2の含有量が非常に低い場合は、生物起源の脱炭酸化による白色光沢の灰色石灰化が葉に発生する可能性があります。新しい葉は巻き貝の好物です。この植物は大量に種子で増やすことができます。

アクアスケーピングと使用法

E. berteroiは背景やミドルグラウンドに最適な植物であり、カラフルな魚とよく調和します。オープンタンクや水辺植物養殖水槽では、水上形態が栽培されることがあります。E. cordifoliusやE. palaefoliusほど大規模には成長せず、丸っこい心形の葉や枝分かれした花茎は興味深い効果をもたらすことがあります。

繁殖

E. berteroiは種子、株分け、娘株の切り取りによって繁殖することができます。洗浄された種子が含まれる乾燥した板果に水と基質（砂とロームの混合物など）を入れ、最初は浮遊しますが、次第に沈みます。内部の種子は異なる期間後に発芽します。その後、苗はより大きく、より装飾的な植物にするために、水中で育てることが最適です。この種の苗木は、早い段階で生花茎を形成し、母株から分離できる強力な苗木に育ったときには切り離すことができます。