Echinodorus grandiflorus

Datasheet

一般的な説明

エキノドルス・グランディフロルス（Echinodorus grandiflorus）は南アメリカ南部（南ブラジルから中央アルゼンチンのパタゴニア地域）に広く分布する植物であり、大きな花を持つシダ植物の一種です。主に川や河岸で見られ、水辺に自生しています。

水槽適性

エキノドルス・グランディフロルスは適度な水温（18-26℃）と中-高い光量を必要とし、底床に栄養が豊富な環境が適しています。大規模な水槽に適しており、育てるのは簡単ですが、成長が遅いため、根気強く育てる必要があります。水槽内で成長する葉は長く、肉厚でレンズ状-卵状をしており、赤みを帯びた黄色がかった色合いで、赤褐色の斑点があります。

アクアスケーピング＆使用法

エキノドルス・グランディフロルスは水槽内で単体で栽培するのに適しており、その高い成長率と独特の葉の形状でバックグラウンドプランツとして使用されます。また、屋外の水槽の外縁に半水生植物として配置することも可能です。

繁殖

エキノドルス・グランディフロルスは、種子を播種するか、厚くて硬い根茎を分けて繁殖させることができます。特に栽培される大規模な植物では、根茎を分けるのに斧やスペードが必要な場合があります。

生息地と分布

エキノドルス・グランディフロルスは南アメリカ南部に分布し、南ブラジル、ウルグアイ、アルゼンチンの河川や河岸、特に河口地帯で見られます。エキノドルス属の中でも最南端に位置し、南アメリカ南部の寒冷な気候に適応しています。北西フロリダで見つかった一群については、環境への栽培植物導入によって新種（E. floridanus）として初めて記載されました。