Ostorhinchus nigrofasciatus

Datasheet

一般的な説明:

ブラックストライプ・カーディナルフィッシュは、Apogonidae（オソルヒンクス）科に属し、インド太平洋地域に広く分布しています。体長は最大で10.0cmに達し、比較的丈夫な種であり、通常は静かで従順な性格をしています。

水族館適正度:

ブラックストライプ・カーディナルフィッシュは、ほとんどの水族館に適しています。おおよそ平和な性格を持つため、他の魚との共存が問題ありませんが、より攻撃的な魚との混泳には十分ご注意ください。

飼育と耐久性:

この種は、小さなエビなどの小型甲殻類を脅かす可能性があるため、水槽内での餌付与には慎重を要します。硬質であり、適切な隠れ家があれば環境に適応しますが、同種の仲間よりも個体単独で飼育したほうがよりよく育ちます。

リーフ適正性:

ブラックストライプ・カーディナルフィッシュは、リーフタンクに常に安全で適しています。環境によく適応し、リーフ内で穏やかに行動します。

水族館設置:

飼育環境では、この種に適切な隠れ家（例: ライブロック間）を提供することが重要です。水槽内の水質条件は、KHが8-12、pHが8.1-8.4、SGが1.020-1.025、温度が22.2-25.6°Cであることが理想的です。

行動:

ブラックストライプ・カーディナルフィッシュは非常に内向的で従順な性格を持ち、より攻撃的な仲間との共存には慎重が必要です。適切な隠れ場所が提供されると安心して行動します。

給餌と食事:

一般的な食事には小さな甲殻類（クリル、マイシス、アルテミアなど）が含まれ、水族館内ではほぼ何でも食べる性質を示します。摂食量に注意し、バランスの取れた食事を提供することが重要です。

欣異形と飼育下での繁殖:

雄と雌では見た目に差異が見られますが、飼育下での繁殖は試みる価値のある選択肢です。環境が整えば、この種は繁殖タンク内で繁殖を行う可能性があります。

生息地と分布:

この種は、インド太平洋地域全体に広く分布しており、インド洋の赤道直下から日本南部、ニューカレドニアやラパ島に至る範囲で観察されています。西部のインド洋においても、モザンビーク周辺で報告されています。