Chaetodon striatus

Datasheet

一般的な説明

バンデッド・バタフライフィッシュ（Chaetodon striatus）は、Chaetodon属の魚類の1種で、美しい模様と色彩で知られるバタフライフィッシュの仲間です。この種は、Large polyp stone coral（LPS）やソフトコーラルを主に食べる習性があります。

水族館適正性

注意深く取り扱うことで適していますが、彼らは飼育環境での餌付けに関する問題を抱えることがあります。彼らは主にサンゴポリプスを食べる傾向があり、代替食品に慣れる際に問題が発生する可能性があるため、複数の適切な食品を用意しておくことが重要です。この種は大抵の場合、餌付けに問題を抱え、飼育環境下で短期間で死亡することがあります。

飼育と耐久性

平均的な耐久性を持っており、水槽内で隠れる場所や充分な泳ぎやすいスペースを必要とします。毎日複数回の給餌を必要とし、元々の自然な食物を見つけることができるときは、頻繁な給餌は不要です。

サンゴ礁への適正性

サンゴ礁に向いておらず、回遊性が穏やかなので、他の魚との相性も良好です。ただし、食に特化している種もおり、代替食品を拒否することがあるため、適切な種を選ぶことが重要です。

水族館設置

バンデッド・バタフライフィッシュの水槽は、300リットル以上の水槽が推奨されます。飼育に成功するためには、良好な隠れ家（生きた岩など）と十分な泳ぎやすいスペースを提供することが必要です。

ふるまい

一般的に平和であり、他のバタフライフィッシュと一緒に生活することで問題はありません。新たに追加された場合は特に、1日に複数回の給餌が必要とされます。

給餌と食事

バンデッド・バタフライフィッシュは、大型甲殻類（エビ、カニ）、その他の無脊椎動物、小型甲殻類（クリル、マイシス、アルテミア）、動物プランクトン（サイクロプス、ポッド）などを食べることができます。

二形性と飼育下繁殖

一部の種では飼育下での繁殖が可能であり、凍結食品を摂取するものもいます。しかしながら、食物特異種は自然な食事（ライブSPSまたはLPSコーラルなど）を与えることなくは飼育することができません。

生息地と分布

西大西洋、メキシコ湾、アメリカのマサチューセッツ州からブラジルのサンタカタリーナ州にかけて分布しており、東部中央大西洋のセントポールズロックスにも生息しています。