Dendrochirus zebra

Datasheet

一般的な説明

ゼブラライオンフィッシュ（Dendrochirus zebra）は、琉球諸島周辺など東インド洋から西太平洋にかけての範囲で見られる、美しく興味深い種の一つです。その特徴的な外見と振る舞いから注目を集め、毒のある刺を持つことでも知られています。

水族館適正性

注意を払えば水族館で飼育することが可能ですが、毒を持つことについては常に警戒が必要です。ゼブラライオンフィッシュは、餌付けに生餌が好まれる傾向があり、凍らせた餌を摂取しづらい個体もいます。栄養価が高く多様な餌を与え、週に2回大きな食事を与える必要があります。

世話と耐久性

この種は一般的に丈夫で、大きな水泳スペースは必要ありませんが、小さな生餌魚やエビを餌とすることが多いです。和歌山県や南日本に分布しており、硬い毒刺を持つので注意が必要です。

リーフ適正性

注意を払えばリーフタンクで飼育可能ですが、周囲の生物との相性には気を付ける必要があります。注意深く飼育すれば問題はありません。

水槽のセットアップ

ゼブラライオンフィッシュは、エビや洞窟を備えた水槽で最もよく育ちます。水温は22.2〜25.6度、塩分濃度は1.020〜1.025、pHは8.1〜8.4、炭酸カルシウム濃度は8〜12に調整する必要があります。

行動

これらの魚は時間とともになつき、飼育者を認識し学ぶことができます。また、水槽内で作業を行う際には、毒のある棘を持つことに十分に注意する必要があります。

給餌と食事

生餌や大型の甲殻類（エビ、カニなど）を好みます。MailliやGuppiesなどの生餌は適しており、栄養価の高い餌を給与することが重要です。

性差

雄と雌の違いはほとんど見られませんが、繁殖を目的とした人工孵化が可能な場合があります。

生息地と分布

ジャパン、赤道付近から南の地域で見られるサンゴ礁や岩場に生息しています。