Tanichthys Sp. 'Vietnam'

Datasheet

一般的な説明

Tanichthys Sp. 'Vietnam'は、2009年に初めて収集され、水族館の取引で入手可能な限られた数の個体がある。水族館での販売名はいくつかあり、T. sp. 'lemon'や'yellow white cloud'などがある。また、T. thacbaensisという種と間違われていることもある。おなじくベトナム北部に生息する有効な種であるT. thacbaensisがある。T. albonubesがT. micagemmaeやT. sp. 'Vietnam'よりも顕著に大きく、体の全体的な赤褐色の色合いが他の2つに欠け、体の脇の暗い縞が広がっていることが特徴的である。

水槽のセットアップ

水槽のセットアップには、60センチリットル以上の水槽が最低限必要で、濾過器は特に強力でなくてもよいが一定の水の流れが好ましい。水温は18-25°Cで、水質は硬度36-179ppm、pHは6.0-7.5である。底床の色が暗い場合には、魚の色合いがより良く見える傾向がある。流木の根や枝、葉の落ち葉の追加も感謝され、より自然な雰囲気を演出する。

行動

非常に平和であり、よく維持されたコミュニティータンクの理想的な住民であるが、はるかに大きなまたは活発な仲間とはうまくやっていけない。群れの魚であり、理想的には10匹以上からなるグループを購入するべきである。その数を維持することは、個体をより神経質にさせるだけでなく、より効果的で自然な外観のディスプレイにもつながる。

餌と食事

自然界では小さな昆虫、ワーム、甲殻類、他の動物プランクトンを餌として摂取する傾向がある。水族館では、生きた食べ物や冷凍食品（ブラッドワーム、ダフニア、アルテミアなど）を定期的に提供することで最良の状態と色を維持できる。また、品質の高い乾燥したフレークや粒状の餌も与えるべきである。

繁殖と二形性

多くの小さなカイリュウ科の魚と同様に、この種は継続的に産卵し、親の世話は行わない。十分なコンディションの魚がいると、密集した、成熟した水槽や屋外容器で一緒に維持されている場合、少数の稚魚が出現することがよくある。より管理されたアプローチが必要な場合は、別々の、より小さな水槽を準備できる。水自体はわずかに酸性から中性のpHで、温度は上記の範囲の上限に向けて設定し、酸素供給と水の流れを提供するために空気式のスポンジフィルターまたはエアーストーンを含める。

生息地と分布

ダナン州、中部ベトナムの小さな地域からしか知られていない。この場所では、清澄な水が変わりやすい小さな岩で構成された基質を流れている川が描かれている。水草は見られず、しかし水辺の草や他の植生はよく発達している。