Otocinclus Macrospilus

Datasheet

一般的な説明

オトシンクルス・マクロスピルス（Otocinclus Macrospilus）は、Loricariidae科に属し、Siluriformes目に分類されています。最大サイズは3.5cmで、40リットルの水槽で飼育されることが推奨されています。この種は、アマゾン川流域を中心に、ベネズエラからアルゼンチン北部にかけて分布しており、主に小〜中規模の水域や沿岸植生に生息しています。

水槽のセットアップ

オトシンクルス・マクロスピルスは、密集した植物のパッチや浮遊する植物のマットなど、水槽内で隠れる場所を提供すると良いです。底面から離れて時間を過ごすため、底床は砂利が好まれます。水質条件として、硬度は1-12°dH、pHは5.5-7.5、温度は21-26℃が適しています。

行動

非常に臆病で引っ込み思案な性格を持ち、活発な種によって餌を奪われる可能性があります。仲間と一緒にいることを好み、最低でも6匹のグループを目指すべきです。小さな、平和なキャラシンやアピストグラマ、コリドラスなどと一緒に飼育するのが最適です。

餌付けと食事

オトシンクルス・マクロスピルスは主に藻類や他の微生物を食べますが、飼育下では主に新鮮な野菜（ズッキーニやキュウリ、ほうれん草など）や乾燥した藻類ウェハース、スパイラリナ錠などで構成された食事が適しています。生きた餌や冷凍の餌も受け入れますが、タンパク質を多く必要としないため、過度に与えないよう注意する必要があります。

繁殖と性的二形

繁殖は達成されていますが、詳細はあまり分かっていません。繁殖はコリドラス種と同様の方法で行われ、メスをオスが腹びれと体の間でつかみ、卵や精子を放出する「T字ポジション」を形成します。雌は体が広く見えることから性別を簡単に見分けることができます。

生息地と分布

オトシンクルス・マクロスピルスはペルーのアマゾン上流部に特有ですが、いくつかの情報源ではナナイ川、マラノン川、コロンビア（アマゾン川、ハプラ川、カケタ川）、エクアドル（ナポ川）にも分布しています。基準産地は、ペルーのロレート県アマゾン川流域、リオ・モロナです。