Ostorhinchus moluccensis

Datasheet

一般的な説明

モルッカン・カーディナルフィッシュは、Apogonidae科に属する魚で、インド太平洋に広く分布しています。最大サイズは9.0cmで、平均的な丈夫さを持っています。和名はモルッカン・カーディナルフィッシュで、英名はイエローアイ・カーディナルフィッシュとも呼ばれます。

水族館の適応性

この種は一般的に水族館向きで、他の魚と共存することが可能です。一方で、小型のエビなどの小さな甲殻類に対して脅威となることがありますので注意が必要です。同種複数匹を同時に導入することで同じ水槽内で共存することができます。

飼育と耐久性

モルッカン・カーディナルフィッシュは穏やかな性格を持ち、夜行性の傾向があります。水槽内での餌としてアルテミア、マイシス、オキアミなどを主に摂取します。水槽内では幅広い種類の餌を摂取しますが、時折小さなエビや魚を食べることがあるため、飼育者は留意すべきです。隠れる場所が必要であり、ライブロックの間などで見られることがあります。繁殖タンクを始める場合には適した選択肢です。

リーフ適性

モルッカン・カーディナルフィッシュは常にリーフセーフであり、サンゴ礁水槽にも適しています。

水槽設定

水槽内には十分な隠れる場所、例えばライブロックの間などが必要です。水質条件としては、硬度8-12、pH 8.1-8.4、比重1.020-1.025、温度22.2-25.6℃が適しています。最小水槽サイズは100リットル以上を推奨します。

行動

この種は平和な性格を持ち、通常他の魚に対して攻撃的な行動を取ることはありませんが、空間や餌が不足している場合には同種間で闘争することがあります。

餌と食事

モルッカン・カーディナルフィッシュは小さな甲殻類や動物プランクトンを主な餌とし、クリル、マイシス、アルテミア、サイクロプスなどを摂取します。

性的二形

この種には、雄と雌で外見上の違いはあまり見られません。人工繁殖が試みられる場合には、適切な隠れ家や繁殖条件を提供する必要があります。

生息地と分布

モルッカン・カーディナルフィッシュは南アフリカからインド、フィジーまでのインド太平洋地域に広く分布しており、台湾からオーストラリアまで、さまざまな地域で見られます。